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「アートを通して考える2」開催のご案内

ろう者がアートを楽しむための、

ろう者と聴者が語りあうためのプログラム。

言語や人種、政治、ジェンダー、身体のあらゆる境界を超える力を持つアートを通して、ろう者と聴者がともに考え、語りあうセッションを昨年に続き今年も開催します。

今回は3年に1度行われる現代アートの国際展である「ヨコハマトリエンナーレ2020」の開催に合わせ、ろう者のための美術鑑賞プログラムを企画しました。また美術やろう教育の専門家を招いてろう者と聴者のためのトークセッションを行います。

抽象的なニュアンスをわかりやすく伝えるために全回にろう通訳*がつきます。

* ろう通訳とは…手話が第一言語であるろう者が通訳すること

​また全回ろう通訳・UDトークつき・参加無料・Zoomオンラインの予定です。

企画・モデレーター 荒木 夏実 東京藝術大学美術学部准教授  キュレーター。キュレーターとして森美術館で現代美術の展覧会を数多く企画、 2018年より現職。現代美術を通して社会を考える企画や執筆 活動を行う。主なキュレーションに「ゴー・ビトゥイーンズ展:こど もを通して見る世界」(森美術館、2014)、「ディン・Q・レ展:明 日への記憶」(同館、2015)「彼女たちは歌う」(2020)など。
企画・進行 管野 奈津美 ろう学校教諭 筑波大学大学院博士前期課程芸術専攻クラフト領域修了。専門 は現代陶芸。日本財団助成聴覚障害者海外奨学金事業の第3 期奨学生としてギャロデット大学に留学し、自らろう者としての立 場から、ろう者による芸術表現、欧米におけるデフアートの歴史 やろう者の芸術活動の研究を行う。現在、ろう学校教諭として、 美術・デザインの指導に携わる。
企画・進行  牧原 依里 映画作家  聾の鳥プロダクション代表。自らろう者の立場から、ろう者の 「音楽」をテーマにしたアート・ドキュメンタリー映画『LISTEN リッスン』(2016)を雫境(DAKEI)と共同監督、話題を集める。 聴者による「聴文化」を前提にした映画とは異なる「ろう文化」の 視点を追求した映画表現を実践。「東京国際ろう映画祭」代表と して2017 年より映画祭を主催している。

①ろう者のための美術鑑賞ワークショップ

共催:横浜トリエンナーレ組織委員会

講師:横浜美術館 教育プロジェクト / コーディネーター:荒木夏実 / 進行:管野奈津美・牧原依里

講師 横浜美術館教育プロジェクト。 2012年から始動した横浜美術館教育普及グループのチームのひとつ。主に鑑賞教育とボ ランティア育成、学校との連携などの活動を担う。ヨコハマトリエンナーレ2020では約60人のガイドサポーターを育成、「ガイドサポーターによるオンラインガイド ココがみどころ!」を実施中。今回は教育プロジェクト(端山聡子、北川 裕介、古藤陽、関淳一)と鑑賞ファシリテーター(齊藤佳代)によるチームで「ろう者のための美術鑑賞ワークショップ」を担当する。

現代アートを知ろう!語ろう!

国際展「ヨコハマトリエンナーレ2020」が開かれています。

現代アートに触れるまたとないチャンスです。初心者でも大丈夫。

アートの見方のポイントを学びながら、作品について語り、新たな気づきをひろげます。

● 第1回 9月19日 (土) 16:00‒18:00

横浜美術館教育プロジェクトのエデュケーターに展示や作品を鑑賞するポイントについてお聞きします。

その後第2回までに各自で「ヨコハマトリエンナーレ2020」を鑑賞します。

● 第2回 10月 25日 (日) 14:00‒16:30

1人1 作品について感想や考えを発表します。 参加者同士で情報を共有し、語り合います。

参加条件

1. 高校生以上のろう・難聴者12名 ※定員に達した場合は抽選

2. 第1回、第2回両方とも参加できる方

3.「ヨコハマトリエンナーレ2020」に行ける方(10月11日に会期終了)

・展覧会見学は集団ではなく参加者が個別に行います。

・感想を発表する手段は、手話でも文字でも結構です。

・関東外に在住している方でご参加希望の方はご相談ください。

・聴者のご参加とご見学はお断りさせていただいています。

参加申込締切日:9月12日(土) 

②ろう者と聴者のためのトークセッション(全2回)

モデレーター :荒木夏実 / 進行:管野奈津美・牧原依里 

​第1回 異なる感覚の可能性   ゲスト講師: 伊藤亜紗・松﨑丈

●10月31日(土) 13:00‒15:00

人はさまざまな感覚をもち、異なる方法で世界を捉えています。

例えば聴者とろう者では「視覚」の使い方や意味は異なります。

多様な身体性をもつ人々の感覚に注目し、その可能性について語り合います。

講師 伊藤 亜紗 東京工業大学 科学技術創成研究院 未来の人類研究センター リベラルアーツ研究教育院准教授。専門は美学、現代アート。もともと生物学者を目指していたが、大学3年次より文転。2010年に東京大学大学院人文社会系研究科基礎文化研究専攻美学芸術学専門分野博士課程を単位取得のうえ退学。同年、博士号を取得(文学)。主な著作に『目の見えない人は世界をどう見ているのか』(光文社)、『どもる体』(医学書院)など。近日、『手の倫理』(講談社)を刊行予定。
講師 松﨑丈 国立大学法人宮城教育大学 特別支援教育講座准教授。先天性風疹症候群による感音性難聴(両耳共約110dB)。東北大学大学院教育学研究科博士後期課程修了。2005年より現職。文部科学省の有識者会議や国連の「障害と防災」専門会議で提言し、台湾の聾教育100 周年国際会議で「ろう重複 障害」について招聘講演するなどろう者に関わる専門家として活躍している。

参加申込締切日:10月27日(火) 

​第2回 ことばを超えて伝える、届ける  ゲスト講師: 南雲麻衣・和田夏実

●11月8日(日) 19:00‒21:00

手話を使う南雲さんと和田さんは、視覚身体言語を研究するSignedの活動を通して美術館でのワークショップなどを行っています。

お二人の活動を紹介し「ことば」だけではないコミュニケーションの可能性について探ります。

講師 南雲 麻衣 パフォーマー/アーティスト。3歳半で失聴、7歳で人工内耳埋め込み手術を受ける。当事者自身が持つ身体感覚(ろう[聾]する身体など)を「媒体」に、各分 野のアーティストと共に作品を生み出している。百瀬文《Social Dance》(2019)出演、冨士山アネット『Invisible Things』出演・ 共同振付( 急な坂スタジオ、2020)など。また、和田夏実と児玉 英之と共に手話を主な言語とし、視覚身体言語を研究・表現す るユニット「Signed」としても活動中。
講師 和田 夏実 インタープリター。ろう者の両親のもとで手話を第一言語として育つ。様々な身体性を持つ人との協働から感覚がもつメディアの可能性について模索。主な作品に、共通感覚を探るカードゲーム“Qualia” (2018)/mmm+LOUD AIR、触手話をもとにした“LINKAGE”、“たっちまっち” (2019)/たばたはやと+magnetなど。2016年手話通訳士資格取得。

参加申込締切日:11月4日(水) 

参加を申し込んだ方々には、後日オンライン参加の方法についてご案内いたします。

※ろう者のための美術鑑賞ワークショップの場合、抽選後、参加が決定した方々のみご案内を差し上げます。

お問い合わせ先

社会福祉法人トット基金 事務局(営業時間:平日9:00‒17:00)

E-mail: townofsl2020@gmail.com

TEL: 03-3779-0233 FAX: 03-3779-0206

HP: https://www.tsa-deaf.com/