ろう者の音楽「オンガク」チップシートを無料配布します
育成×手話×芸術プロジェクト 「オンガク」 チップシート
この度、育成×手話×芸術プロジェクトでは、2021年から2023年にかけて、雫境・牧原依里・松﨑丈・西脇将伍・横尾友美・エルシステマジャパンの菊川佳代・砂川巴奈歌を中心に、音楽の本質とろう者視点での音楽(オンガク)について議論を重ねてきました。
この「オンガク」とは、ろう者のコミュニティや価値観、日本手話やろう者の身体感覚などを中軸とした音楽を指し、聴者のコミュニティや価値観を中軸とした音楽とまた異なる文化的産物です。
音楽を区分化するために日本語での表記は「オンガク」としています。手話での表出は下記の動画をご覧ください。
今回、その3年間の間に発見したオンガクの知見を皆さんに共有するべく、「チップシート」をこの度公開する運びとなりました。
音楽とはどういう意味なのか、ろう者にとっての音楽(オンガク)とは何なのか、オンガクの実践など、Deafhood※を育んでいくためにも必要な基本知識をトピックごとにチップシートにまとめています。
A4サイズで配布可能なリーフレット形式にて作成しています。「オンガク」とは何かを考える・実践する際に参考としてお使いいただけます。
下記リンクよりPDF形式にて無償公開していますのでご自由にダウンロードください。
音楽って何だろう?
オンガクの実践
オンガクと手話歌の違いとは?
ろう者のオンガク的認知
※著作権は全て育成×手話×芸術プロジェクトに帰属します。書籍や論文などで引用する際には必ずご連絡をください。
ワークショップなどでチップシートをそのまま利用する場合、ご連絡は不要です。
このチップシートによって、ろう者によるろう者のための「オンガク」がより展開していくことを願ってやみません。
また育成×手話×芸術プロジェクトでのオンガクの取り組みは2023年にて終了になりましたが、場を移して、エルシステマジャパンとともに、「オンガク」を探求する活動を続けています。
2024年度中に「オンガク」に特化した公式サイトを公開する予定ですので、こう期待ください。
最後になりますが、この事業にご支援、ご協力いただきました関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。
令和6年7月31日育成×手話×芸術プロジェクト スタッフ一同
【お問い合わせ】
育成×手話×芸術プロジェクト事務局 townofsl2020@gmail.com