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ろう・難聴者対象
  「脚本創作塾」

映像や舞台の設計図である「脚本」の書き方をろう者や難聴者が学べる機会は非常に少ない現状があります。映画やドラマのほか小説や作詞を手がける脚本家の今井雅子さん、映画『咲む』の脚本・監督を務めた早瀨憲太郎さんとともに、脚本の書き方と発想術を学べる創作塾を開講。

脚本の書式はとてもシンプル。大事なのは、「どんな風に題材を見つけ、どうやって面白く転がすか」。脚本だけでなくコピーや小説、企画書など、人の心を動かしたいあらゆる表現に活かせるワザを、実践を交えて伝授します。

2019年度「手話で創る脚本教室」情景(早瀬さんと今井さん、参加者の女性1人)

​2019年度「手話で創る脚本教室」より

今井雅子

今井雅子

広告代理店コピーライターの傍ら脚本家デビュー。主なテレビ作品に日本テレビ「束の間の一花」(放送中)、連続テレビ小説「てっぱん」、「おじゃる丸」(放送中)、「昔話法廷」(以上NHK)、「ミヤコが京都にやって来た!」(ABCテレビ)、「失恋めし」(Amazon プライムビデオ配信中)、。主な映画作品に『パコダテ人』、『子ぎつねヘレン』、『嘘八百』シリーズ(2023年1月『嘘八百 なにわ夢の陣』公開)。saita連載小説『漂うわたし』ほか、小説、エッセイ、作詞も手がける。大阪府堺市の中学校の必修クラブで手話を、高校時代の留学先のアメリカでASLをかじり、社会人になってから手話講習会で再び手話と出会う。

早瀬憲太郎

早瀨憲太郎(兼コーディネーター)

ろう児対象の学習塾を経営する傍ら2001年より映像製作に関わり脚本の書き方を学ぶ。2009年『ゆずり葉』で長編映画の監督と脚本、2020年8月全国公開された映画『咲む』で監督と脚本をつとめる。『咲む』では初めて手話で考え手話で創る手話脚本に2年半かけて取り組む。日本語翻訳も自ら行いエンドロールでは【監督・翻訳・脚本】とクレジットされた。現在次回作に向けて手話脚本を構想中。

◉内容:1時間講義+1時間半実践の2時間半講座。「自力でワンシーンを発想して書けるようになる」のが目標。

◉期間:2022年11月28日~12月19日(全4回)19時~21時半

◉日程と各回の講座内容:

【第1回】11月28日(月)なりきり自己紹介

ドラマを動かすのはキャラクター。「この人この後どうなるの?」が気になる「キャラ立ちキャラ」の作り方を学びながら自己紹介。

 

【第2回】12月5日(月)誰がいつどこで話している?

脚本はセリフが命。ずらしたり、入れ替えたり、ちょっとしたコツで面白くなる実例を紹介。セリフの磨き方を覚えたら、脚本がぐんと上達します。

【第3回】12月12日(月)取り戻したい「わすれもの」は何?

ゴール(出口)を設定すると、入口が見え、物語の進む方向がハッキリする。ワンシーンの始め方と終わり方の基本を押さえたら、メリハリのある脚本を書けるようになります。

【第4回】12月19日(月)赤ずきんはなぜ一人で森へ行った?

おなじみの物語に「?」でツッコミを入れて、新しい物語に。「なんで?」と「そんで?」で思いつきを転がすワザを覚えたら、どんどん書けるようになります。

※講座の内容や順序は受講生の人数や進度により変更する場合があります。

◉会場:トット文化館(東京都品川区2-2-16)

◉受講資格:18歳以上のろう者・難聴者で脚本の書き方、物語の作り方、発想のテクニックなどを学びたい方 

※手話でスムーズにろう者と会話ができる聴者も参加可。ただし申込多数の場合はろう者・難聴者を優先。

◉受講料:12,000円(税込)一括納入(申込受付後に振込先をご案内します)

◉最小人数:4人以上で開講します

◉申し込み方法:下記のフォームからお申込み

◉申込締切:11月27日(日)

フォローアップ講座【全2回】

より実践的に脚本技術を学べるフォローアップ講座を開講。

原則、基本講座を受講した人が対象ですが、基本を習得しておりレベルアップを希望する方も歓迎。

日時:2023年1月16日(月)・23日(月)19:00-21:30  

受講料:6,000円(税込)

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