
ろうコミュニティから生まれる音楽「オンガク」とは何でしょうか。
本ワークショップでは、ろう者のコミュニティや価値観、日本手話、そしてろう者特有の身体感覚を基軸とした表現としての「オンガク」を探求します。それは、聴者中心の文化や価値観から生まれる音楽とは異なる、もう一つの文化的実践であり、感覚のあり方です。
なお、既存の「音楽」と区別しながら考えるため、仮に「オンガク」と表記しています。
今回、ろう者と聴者が遭遇する舞台『黙るな 動け 呼吸しろ』を題材に、耳を使わない / 目で世界を捉える人々の身体感覚を手がかりとして、「呼吸」「リズム」「張り・緩み」「手話の非言語性」などに着目しながら、オンガクについて考えていきます。
身体で感じる共鳴、空気、視線、間、流れ。そうした感覚を通して、それぞれが持つ「オンガク」の感覚を共有し、その根底に流れる共通性 / 相違性を見出していくことを目的としています。
実践や対話を重ねながら、ろう者・難聴者の表現や感覚をどのように共有し、より深化できるのかを、参加者の皆さまとともに考える時間にできれば幸いです。
※日本語対応手話(手指日本語)を使用される方も歓迎いたします。
【実践】第1回・第2回・第4回:13時30分〜17時
【ディスカッション】第3回・第5回:18時〜21時30分
※基本的に日本手話で進行します。ワークショップの特性上、ある程度の手話の習得が条件となるため、文字の情報保障はございませんが、日本語対応手話(手指日本語)を使用される方も歓迎いたします。
※ファシリテーターは、雫境と牧原依里が務めます。
※各回、自由参加・各回とも開催1週間前までお申し込みを受け付けております。ただし、第1回(7/25)・第2回(8/15)は、本ワークショップの基礎となる内容のため、できる限りご参加いただくことをおすすめいたします。
7月25日(土) 13時30分-17時 (3.5時間)
第1回|オンガクとは何か ― 張りと緩み ―【実践】
ゲスト:西脇将伍・横尾友美
会場:東京藝術大学 千住キャンパス
8月15日(土) 13時30分-17時 (3.5時間)
第2回|オンガクとは何か ― 呼吸 ―【実践】
ゲスト:西脇将伍・横尾友美
会場:東京藝術大学 千住キャンパス
8月22日(土) 18時30分-21時30分 (3.5時間)
第3回|オンガクについて考える【ディスカッション】
ゲスト:松﨑丈
会場:5005
8月29日(土) 13時30分-17時 (3.5時間)
第4回|オンガクを実践する【実践】
ゲスト:横尾友美
会場:東京藝術大学 千住キャンパス
9月5日(土) 18時-21時30分 (3.5時間)
第5回|オンガクをどう共有するか 【ディスカッション】
会場:5005
※講師の都合により講義日程や講師、内容に変更の可能性がございます。
ファシリテーターとして、雫境氏と牧原依里、ゲスト講師に西脇将伍・横尾友美・松﨑丈が登壇します。ろう者と聴者が遭遇する舞台『黙るな 動け 呼吸しろ』を題材に、これまでろう者たちが生み出してきた表現を手がかりとしながら、ろうコミュニティから生まれる音楽「オンガク」を皆さんとともに探求できることを楽しみにしています。

雫境
舞踏家
聾(ろう)の舞踏家。1996年~2001年日本ろう者劇団に在籍。1997年舞踏家・鶴山欣也(舞踏工房 若衆・主宰)の誘いを受けて舞踏を始め国内および欧米、南米で活動する。2000年にユニット・グループ「雫」を旗揚げ、国内外で公演、ワークショップを展開。アニエス・トゥルブレ(アニエスベー)監督の映画『わたしの名前は…』(2013年)に出演。牧原依里との共同監督映画「LISTEN リッスン」(2016年)を製作。他に演劇、人形劇の舞台にも出演するなど活動。編著本に「『LISTEN リッスン』の彼方に」(論創社、2023年)がある。
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牧原 依里
映画作家 / 演出家
映画『LISTEN リッスン』(2016)共同監督の他、『田中家』(2021)、『私は母の夢をみる』(2023)、レクチャーパフォーマンス「聴者を演じるということ 序論」(2023)、インスタレーション映像『三つの時間』(2025)、ろう者と聴者が遭遇する舞台作品「黙るな 動け 呼吸しろ」(2025)共同演出・構成など、作品形態は映像、パフォーマンス等と異なるが、その作品から生まれる現象を可視化する装置を提供することで、私たちの共通性と相違性を探り続けるとともにこの世界の社会構造を浮かび上がらせる試みを行なっている。2025年度(第76回)文化庁芸術選奨文部科学大臣新人賞(芸術振興部門)受賞。
Photo by 池田宏
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松崎 丈
大学教授
ろう者。宮城教育大学教授。ろう児の感覚、認知、身体、言語などを踏まえた学校教育の在り方について、「カリキュラム」や「コミュニケーション」等の視点に基づいた教育心理学的なアプローチで取り組んでいる。映画『LISTEN リッスン』との出会いをきっかけに、心理学的なアプローチでろう者の感覚や身体を探索的に研究しながら、ろう学校における音楽科教育との接続の実現可能性を試みている。 この取り組みの経過は、書籍「『LISTEN リッスン』の彼方に」(分担執筆)で報告している。

横尾 友美
アーティスト
京都市を拠点に活動するろう者アーティスト。ろう者としての身体感覚や日本手話を軸に、映像・舞台・写真・美術表現を横断しながら作品制作を行う。監督作『わたしたちに祝福を』(2024)は全国・海外で上映され、各地で対話やワークショップも展開。短編『わたしたちについて』(2023)では、ろう高齢者から子どもたちへ受け継がれる記憶や身体表現を描く。主な活動に映画『LISTEN リッスン』出演、舞台『空気きまぐれ』『黙るな動け呼吸しろ 』出演、個展『名のない痛みたちへ』など製作にも行っている。
Photo by 栗田一歩
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西脇 将伍
手話アーティスト
東京都出身。ろう親の元に生まれ、中学までバイリンガルろう教育を受けて育つ。高校よりインテグレーションし、大学では「ろうコミュニティの必要性と危機」をベースとして、多岐にわたる活動に注力する。2023年にデフアクターズ・コース修了。
⚫ボンクリ2021「音のないオンガク会」出演
⚫NHK「手話劇!夏の夜の夢」出演
⚫座・高円寺主催 劇場へ行こう!「夏の夜の夢」出演(2024年〜)
現在、多様な団体やプロジェクトに携わる傍ら、NHK「手話で楽しむみんなのテレビ」「みんなの手話」等、様々なメディアや公演に出演中。
会場:
【実践】東京藝術大学 千住キャンパス
〒120-0034 東京都足立区千住1-25-1
最寄駅:JR北千住駅から徒歩5分 / 地下鉄千代田線・日比谷線北千住駅徒歩5分 / つくばエクスプレス北千住駅徒歩5分
※会場の詳細は参加される方々に個別にてご案内いたします。
【ディスカッション】5005
〒110-0001 東京都台東区谷中3-24-1野口ビル1-A号室
最寄駅:JR山手線 西日暮里駅から徒歩5分
受講資格:高校生以上のろう者・難聴者
※ワークショップの特性上、ある程度の手話の習得が条件となるため、文字の情報保障はございませんが、日本語対応手話(手指日本語)を使用される方も歓迎いたします。
受講料:無料
定員:各回10名程度
申込締切:各回開催日の1週間前
※各回、自由参加・各回とも開催1週間前までお申し込みを受け付けております。
ただし、第1回(7/25)・第2回(8/15)は、本ワークショップの基礎となる内容のため、できる限りご参加いただくことをおすすめいたします。
参考サイト:こちらもぜひご覧ください。
①オンガクプロジェクト
②育成×手話×芸術プロジェクト「オンガク」チップシート
お問合せ先:育成×手話×芸術プロジェクト事務局 townofsl2020@gmail.com
注意事項:
・結果のご案内メールは〈townofsl2020@gmail.com〉からお送りします。このアドレスからのメールが受信できるように設定をお願いいたします。
・申し込み後、3営業日が過ぎても事務局からの返信メールが届かない場合は、お手数ですがご連絡ください。
・お預かりした個人情報は育成×手話×芸術プロジェクト運営に関わる連絡にのみ使用いたします。
